データ解析をするうえでデータセットは必須ですが、Rをインストールした時点でたくさんのデータセットが一緒にインストールされます。
そして、それらのデータセットを解析の練習に使うことができます。
そのデータセットを使う方法は、とても簡単です。
使いたいデータセットを決める
以下のサイトに、データセットの一覧が掲載してあります。
この中から、自分の目的に合ったデータセットを選びます。
R: The R Datasets Package (ethz.ch)
サイトを開くと、以下のような画面が表示され、左側にデータセットの名前、右側にデータセットの説明が書かれています。

さらに、データセット名のリンクをクリックすると、そのデータセットに関する詳細な説明を見ることができます。
- Description:データセットの簡単な説明
- Usage:使用方法。この下の文字列を用いてデータセットを読み込める。
- Details:データセットに関する詳細な説明。各変数の意味はここに書いてある。
- Source:情報源、資料
- References:参考文献
- Exsample:使用方法の例

from:R: Ability and Intelligence Tests (ethz.ch)
データセットを読み込む
データセットを読み込むためには、sample() を使用します。
sample(ability.cov)
以下のような、データセットに関する情報が表示されれば、読み込み完了です
$center
[1] 0 0 0 0 0 0
$n.obs
[1] 112
$cov
general picture blocks maze reading vocab
general 24.641 5.991 33.520 6.023 20.755 29.701
picture 5.991 6.700 18.137 1.782 4.936 7.204
blocks 33.520 18.137 149.831 19.424 31.430 50.753
maze 6.023 1.782 19.424 12.711 4.757 9.075
reading 20.755 4.936 31.430 4.757 52.604 66.762
vocab 29.701 7.204 50.753 9.075 66.762 135.292
また、データセットの中身を確認したいときはView()を使います。
view(ability.cov)