attach関数を使うと、データフレームを指定しなくても、そのデータフレームに含まれる変数にアクセスすることができます。
attach関数を使用しない場合
まず、ある変数のヒストグラムを作るとして、attach関数を使わない場合を例に挙げます。

準備
使用するサンプルのデータセットを呼び出して、dfというオブジェクトにそのデータをしまいます。
data(Arabidopsis)
df <- sample(Arabidopsis) #dfというオブジェクトにデータをしまいます
今回は、この中から total.fruits という変数を用いてヒストグラムを作成します。
通常は、この変数でヒストグラムを作成するのであれば hist(total.fruits)ではなく、データフレームを指定するためのdf$を足して、 hist(df$total.fruits)と入力します。
しかし、これはやや面倒です。
hist(df$total.fruits)
もしも、わざわざdf$を付けずに、 hist(total.fruits)を入力するだけで、グラフを作成出来たら、操作が簡単でコードも見やすくなります。
これを実現するのが、attach関数です。
attach関数の使い方
attach() のカッコ内に、データフレームの名前を入力します。
attach(df)
これにより、わざわざ「df$」と指定しなくても、変数を呼び出せるようになります。
hist(total.fruits)
dettach関数
ちなみに、この状態をリセットしたいときは、dettach関数を使います。
dettach(df)